01. 鳴門の渡船(無料)と撫養街道散策

鳴門の渡船(無料)と撫養街道散策

コース概要

JR鳴門駅から路線バスを利用し、小鳴門橋を渡り漁村の風情が残る土佐泊へ。


ここには土佐日記で有名な紀貫之ゆかりの寺「潮明寺ちょうめいじ」、悲運の死をとげた平家の大将・平通盛の妻、小宰相の局こざいしょうのつぼね
の史跡があります。
土佐泊から岡崎へは、現在も鳴門市民の足として活躍中の“渡船”で渡ります。


その後、かつて四国の玄関口として栄えた『撫養街道むやかいどう』を 歩き、旧街道に残る町並みを見ながら鳴門駅へ。

歩行距離

約5km

所要時間

約3時間

※このマークがある場所にはお手洗いがあります。

コースガイド

 JR鳴門駅 ※路線バス乗車

JR鳴門駅前から、徳島バス(鳴門公園行)に乗車。小鳴門橋を渡り大毛島へ。短いトンネルを抜けるとすぐに『鳴門東小前』で下車。(約8分)

 鳴門東小バス停前

横断歩道を渡り、写真右手の道を行きます。

 潮明寺(ちょうめいじ)

「土佐日記」の作者で有名な紀貫之が、土佐の国司の任務が終わり京都に帰る途中、ここ土佐泊に寄港しました。

その時詠んだ歌である、

としころを 住みし所のなにしおえば きよるる浪をもあわれとぞ見る

の歌碑があり、鳴門市の文化財に指定されています。

 小宰相の局の史跡

平家の大将平通盛の妻・小宰相の局は、一族とともに屋島へ落ちていく道すがら、愛する夫が源氏のため一ノ谷において討ち死にしたと聞き、恋しさに耐えかねて19歳で海に身を投げたと言われています。

墓は、小高い丘の上にあり、小宰相の局がその時懐妊の身であったことから墓に祈れば子を授かるとも伝えられています。

【注】墓への上りは急な石段になっています。

 土佐泊渡船場

川や内海が多い鳴門では、昔から渡船が日常生活の足として活躍しています。現在鳴門市内では3箇所で運航されており、ここ「土佐泊」~「岡崎」間を運航している「岡崎渡船」は、渡船ファンの間でも人気があります。(乗船は無料)

岡崎渡船時刻表

 土佐泊 ~ 岡崎

爽快な風を感じながら、対岸の岡崎まで

 岡崎渡船場

バスで渡ってきた「小鳴門橋」を見ながら、約3分間で対岸の岡崎へ到着します。このあたりが、昔四国の玄関口だった場所です。

映画『阿波DANCE』の舞台にもなりました。

 岡崎海岸

大鳴門橋を望む『ビューポイント』。

以前は海水浴場でした。

休日には、釣りや水遊びをする地元の人で賑わっています。

 文明橋

明治維新後初めて撫養川に架けられた橋。それ以前の藩政時代には、舟一艘と渡し守り一人が置かれ、一般通行人には料金を課していました。

橋のたもとには、藩の御札所(広報)もありました。

現在の橋は、昭和13年に架けられた3代目です。

 鳴門駅

お疲れさまでした!!

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